狭心症や心筋梗塞の診断を行い、治療方針を決定するためには、心臓自身を栄養する血管(冠動脈)の詳細な状態を評価する必要があります。最適な治療方針を選択するため、冠動脈の状態を詳しく調べる検査が心臓カテーテル検査です。
ハートクリニックの医師は、日本内科学会、日本循環器学会、及び日本心血管インターベンション治療学会の認定を受け、豊富な経験と実績を有していますので、安心して心臓カテーテル検査を受けていただけます。
最近では造影CT検査でも大まかな冠動脈の評価は可能ですが、冠動脈に強い動脈硬化(石灰化)があれば狭窄の評価が難しく、脈の乱れや体動があれば冠動脈の同定が出来ないため、検査で得られる情報の正確性は心臓カテーテル検査には及びません。
ハートクリニックでは手首の血管から検査を行うことで、出血に伴う合併症や検査後の絶対安静をなくして、日帰りで安全にカテーテル検査を行っています。
検査の流れ
ハートクリニックではリラックスして検査を受けて頂くために、専用のTV付きの個室をご用意しています。
検査に先立ち、検査着に着替えて点滴を行います。
カテーテルを挿入する場所(手首)の消毒と麻酔を行います。麻酔は歯科治療などと同じ局所麻酔です。
心臓用のカテーテルは直径が1.5mm程度です。
麻酔後に手首の動脈からカテーテルを挿入して心臓まで進め、そこから造影剤を注入し、心臓を養っている冠動脈の状態を詳細に評価します。
検査自体は約30分で終了します。
検査後は出血を防ぐために止血ベルトで傷口を数時間圧迫止血します。
傷は2mm程度の刺し傷です。
検査後は個室でリラックスしてお過ごしいただけます。
検査結果に応じて最適な治療方針を決定し、説明します。
しっかりと止血が確認できれば4~5時間後に点滴を終了して帰宅が可能です。
検査費用
入院に伴う諸費用が全て不要ですので、入院で検査を行う場合の半額程度となり、1割負担で約9,500円、3割負担の場合で約28,000円となります。