ハートクリニックでは、心臓カテーテル治療(経皮的冠動脈インターベンション;PCI)も手の動脈から行う事で、出血に伴う合併症や治療後の絶対安静の必要性をなくし、日帰りでの安全な心臓カテーテル治療を可能にしました。これにより、肉体的にも時間的にも経済的にも優しい、日帰り(外来)カテーテル治療を実現しました。
ハートクリニックでは、最新のステントを用いた治療を中心として、冠動脈の病変形態や全身状態を専門医が総合的に判断して、オーダーメイドなカテーテル治療を行っています。
治療の流れ
ハートクリニックではリラックスして検査を受けて頂くために、専用のTV付きの個室をご用意しています。
治療に際しては、検査の時と同様に点滴を行い、カテーテルを挿入する場所(手首)の消毒と麻酔を行います。
手首から冠動脈まで治療用カテーテルを挿入します。造影を行い冠動脈の狭窄部位を確認し、カテーテルを通じてステントを狭窄部まで挿入し、しっかりと拡張させます。再度造影を行い、狭窄部位が十分に拡張したことを確認後、カテーテルを抜去して治療は終了です。
病変形態にもよりますが、心臓カテーテル治療は約 1時間で終了します。
治療後は、カテーテル抜去部から出血しないように専用の止血ベルトで5時間程度圧迫止血を行います。手からのアプローチなので、治療後も絶対安静などの必要はなく、直後から歩行も自由に可能です。
担当医師が治療結果と術後の注意点を説明し、止血が確認できれば5~6時間後に帰宅可能です。
翌日からは普段どおりの日常生活がおくれます。
検査費用
使用するステントの種類や数にもよりますが、カテーテル治療は全例高額医療となります。高額療養費制度の対象となりますので、所得で定められた自己負担限度額以上の費用は、後日(2~3ケ月後)医療保険から払い戻されます。
当院でのカテーテル治療は外来治療なので、自己負担限度額は入院治療より低く設定されており、70歳以上の方は8千円~最高4万4千円、70歳未満の方は3万5千円~10万円程度です。
保険の種類や市町村により委任払い制度などがありますので、詳しくは医療事務スタッフまでご相談ください。